げんき君の家に泊まった日を含め3日間荒波の為、船が欠航になっていたのだが、ようやく4日目の朝、運航となり、我々は朝5時に起き出発の6時45分まで、げんき君一家の船に遊びに行った。
夜中1時、その日の昼に仕掛けた網を上げにいき、だいたい朝方4時頃に戻ってくる。その網にかかった魚を網から外している作業をし、箱詰めするのだ。
一家にお礼とお別れをいい、船に乗ること1時間、姪浜についた。
さて気持ちを入れ替えこれからどうするか決めた。取り敢えず鈍行列車に乗り込み佐賀県に向かった。佐賀を縦に割るように走る電車なのであっという間に長崎県に突入。
途中久保田という無人駅で、遅いお昼ご飯を食べようとした。近くにいた工事のおじさんに食堂か何かないか聞いたが全くないとのこと。しかし彼は博多出身の人だったので、改めて地元に詳しいであろうタクシーの運転手さんに聞くと歩いて10分ほどで美味しい食堂があると言う。
その頃すでに1時を回っていて、お腹が空いていたのでそそくさと向かった。
サラダがバイキング形式なので、ここで栄養をとらなくてはと思いガッツリ食べた。
そのあと、当てもなく電車に乗り午後4時。そろそろ降りてテントを張る場所を探さなくては・・
有明海が目の前に広がり、海に細い棒が沢山刺さっている。ふいに降りた駅の名前は小長井駅。
場所でいうと長崎県の東側。長崎市から北に電車で1時間くらいだ。
近くにいた地元のおばあちゃんにあの有明海に刺さっている棒、あれはなんですか?と聞くと、解らないという。
解らないという解答にビックリしてしまった。地元にいたら疑問にも感じないのかなあ、、私も青森のこときっと全然知らないんだろうか・・・
よし、今年の夏は思い切り青森探検してやろう。
小長井駅を歩き回り山へ入り、ちょっと危険を感じやはり海に戻った。
公園も広場もなくさまようこと1時間30分。少し疲れてきたなあと前を見たら小屋がある。名前を見ると長里駅。
立派な小屋でトイレも電源もある。タバコの大きい灰皿がありタバコの臭いが充満していた。
よし、この小屋の外でテントを張ってしまおう、と決断。
テントを張るにはまだ時間が早いので先にご飯を作った。作ったといっても白いご飯にふりかけだ。
よく食べ、ホッカイロを足に二枚、首の下に一枚、お腹に一枚、背中一枚、両腕に一枚貼りようやく体が温まり寝た。
明日は長崎に行こう。
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