アラームの代わりにラジオで起きた我々は、恐る恐るテントの扉をあけて、覗き見した。3メートル先に、軽トラが泊まっている。ひげ面の男が行くよりも女の子の方が怒られる可能性は低いと考え、笑顔で近づいていった。
こんなとこで何やっとんねんおたくら。。。
怒られる~~!!!と顔を見たら、黄色いタオルをぐるぐる巻きにして坊主頭にまいているおっちゃんの顔は笑っていた。。
ふう~~一安心。彼らは久保さんという小柄なおじさんを筆頭に3人町役場から派遣され、小学校を清掃にきた人達だった。
中に、珈琲やお茶があるから、飲んでいけや。というお誘いに我々は元気よく返事をし、結局彼らの代表格である久保さんとなんと2時間ほど話こんでしまった。とても粋なおっちゃんの上に、島の役場の支所長とも顔見知りのようで、島の話を聞きたいという我らと、支所長がお話できる段取りまでしてくれた。
支所長とは、島の産業のお話や、いりこ、これからの島の活性化など内容の濃いお話をすることが出来た。(詳しい話は後程)
結局、支所長に『小学校にテントを張ってもいい』というお許しもちゃっかり頂き、これで寝床は確保できたと安心していた。
島を散策するために我々は身軽な服装と荷物で出発。
まず目指すは伊吹中学校だ。前に説明したが、今は、生徒の数が少なく小学校と中学校が一緒の学舎である。
前に長野の小学校にお邪魔した時のように、中に入れたらいいね~。そんな空想話を二人でしていた。中学校まであと20メートル手前に、前方から可愛い帽子を被った、恰幅のいいおば様とすれ違った。いや、すれ違ってしまった!!!!!!!
ん? おたくらどこいくん?ご飯食べたかえ? ここら辺座るところもない。うちに来んか~い
出会ってしまった彼女に。。。。
出会う運命だったのか。。。
つづく。。。
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