女性の理想像の変化

自分の感性、女性の理想像について昔と今どういう風に変わったのか、ふと考えてみた。
２３歳くらいまではバリバリ仕事してバリバリの黒いスーツ着て、化粧品は高いものが良い！（ＫＯＳＥのコスメデコルテシリーズ大好きだった）と思っていて住む場所は絶対東京の、恵比寿とか、青山とか新宿とかそんなところがいいと考えていたなあ。それこそ一流のキャリアウーマン！

２４歳の時にアメリカに旅をして移民の学校に少し行っていた。日本人で移民なんて、まず、いないので周りはなんでこんなところに日本人が？！って顔してたけどまあ気にしないでいた。

ちょっと話はずれるけど、周りはベトナム・メキシコ・ペルーの人が多くて、みんなありえないほど陽気だった。そこで印象に残ってることがある。

あるすごいすごい陽気なメキシコ人の男の子がいた。確か名前はアフレードだったと思う。

先生はアメリカの高校の先生だった。

文法の授業の時に、質疑応答の問題でアフレードに『Do you like this coffee?』と質問したら、アフレードは　『Yes, I like.』と答えた。

正確な文法の答えは『Yes, I do.』だよとアフレードに言ったのだがアフレードは

『なんでだ？なんで、Yes,I like.じゃだめなんだ』

と言い張りあらゆる感情をむき出しにして、結局授業９０分はそのアフレードを納得させることで費やしてしまった。当時は、

『まったくめんどくさいヤツダナア、アフレード。』と思っていたが、今となってはなんだか彼がうらやましく感じる。

あの回りを気にしない陽気さ、頑固さ。

要するにそのあとくらいから、自分の感性、私の理想の女性像はちょっとずつ変わってきた気がする。

そのあとＪｕｉｃｙｅｙｅｓに入ってサリーさん、他のスタッフに出会ってからは完全に黒いスーツの理想像は崩壊した。

すごい個性的で自由人のサリーさん。なんて言うか・・・自由過ぎて、最初は自分は本当にサリーさんの下でやっていけるかな？と思っていた。だって今までは会社の規則、服装に縛られていたのに、いきなりそれが・・・

指示もなし！！規則なし！！！！服装自由！！！！とかなったんですもの・・・規則、拘束が居心地良かったんですよね。

服もコンサバならどこでも通用するだろ～～だったのに、

服装はコンサバ以外ならなんでもいい。なんていうから今まで持ってた服全部着れない状態になっちゃって・・・焦ったなあ。

だから当時はお店のスタッフでセンスがいい子に服選んでもらったり買ってもらったり。必死だった。何を買っていいか本当にわからなかった。

結局服がなさすぎて、さりーさん一同がおそらく５０着以上はくれたとおもいます(汗）

服装だけではなく私の感性、男の人に対しての理想もものすごく大きく変わっていきました。

サリーさん、ほかのスタッフの周りの男の人に誰一人スーツをきて会社勤めしてる人がいなくて、みんなおそろしいほど自由で、平日の火曜日に朝からビール飲んでサーフィンできる自由人しかいなかったので、あまりそういう人達の世界を知らない私はどんどん引き込まれていきました。

Ｊｕｉｃｙｅｙｅｓに勤めその理想像、感性が変わっていなかったら、おそらく生馬が旅したいって言った時に、賛成できなかったかもしれないなあ。

だって、生馬が会社の一員でスーツ着てるの大好きでしたから。それが自分のステータスに感じてた部分もあったかもしれないなあ。

今は完全に逆転してしまいましたが(笑）

潜在的に私には自由人の気質があったのかもしれませんが、２５年もの間眠っていたのでしょう。

それを表面にむき出してくれた皆様感謝いたします。

今の私の理想像は、自由気ままな人。何にも縛られず、しかし地に足がついている人でしょう。

さあ、１年後はどう変わっているのでしょう？？