警察署でのテントは居心地がよかった。ただ朝起きると隣の公園に遊びに来た子供とその親たちがテントを見て口々に言っている。
あ~テント! 飯ごうもある! 誰かなあ?
きっと警察関係者よ! 警察官の子供がテントで遊んでるのよ!!
もうむちゃくちゃである(笑)
少し時間をおいた後に、恐る恐るテントを出た。とてもいい天気、快晴で気温は12、3℃といったところか。
テントをそのままにし、隣の公園へ。先程までいた子供達はいなくなり再び静かな場所に戻った。
そこでご飯をつくりゆっくりしていた。相方は相変わらず執筆をしている。
私は体操をしている所、隣の細い道をニコニコ~と緑のキャップをかぶったおじさんがくる。我々の父親と同じくらいか上か。
元気よく挨拶をした。挨拶はこちらからするものである・・・特に知らない場所では自分は怪しい者じゃありませんよという気持ちを込めて挨拶をする。幸いなことに私は声が高くでかい。
その緑のキャップをかぶったおじさんが、何しちょる~? 寒くないかえ?ウヘヘへ。島は見て回ったか? 俺の車使ってもよかよ~。ちょっと来な! これ俺んち~。使ったらよかよ。
ありがとうございます!!でも私オートマしか運転出来ないんです。残念なことに・・・
するとこのおじさん凄いことを言い出した。
大丈夫たい! ちゃちゃっとレバー上にあげてりゃよかたい!! 鍵やるか?
いや~。警察のお世話になりたくはなかったので丁重にお断りをした。
良かったら遊びにおいでえ~~ヒャヒャヒャッと言われお邪魔することにした。
お昼頃からオジサンいや、森銀一さんという自称長谷川かずお は、でかい荷物を持った我々を大歓迎してくれた。森ドライクリーニングを営んでいるだけあり、家の中は清潔、洗濯したてのいい香りがただよっている。
ただ、机の上には焼酎、ビールが置いてある。やっぱりなあ (笑)と心で思いながら我々はお昼からビールを飲まされる。いや、いただくことになった。
今日我々には任務があった。あの昨日会ったブーさん、みほさんの家を探し酒を一緒に飲まねばならない。
14時ころ、やっとの思いで一旦森さんの家を抜け出し、警察官の野田さんに自転車を二台かり まだ見ぬブーさんの家を目指し出発した。
あちこちを走り回り、「今田のブーさん」と言えばたいがいの人は解るとみほさんに言われていたので探し回った。
一時間ほど探したかそれらしき家を発見。表札の変わりにブタのマークがある。
ノックをし、呼んでも誰も出てこない。
留守ならば帰ってくるまで待とう。
どれくらい待っただろうか、一台の軽トラがやってきた。
こんにちは~中川さんですか??
我々は声のするほうへ顔を向けた。
ブーサン家の表札 |
森さんご夫婦 |
day 87 「車を貸しちょげるから、島を回ってきたら!」と小値賀・森クリーニングの“銀一さん” ~交番でのテント泊で、“信用”を築いた田舎バックパッカーのぼくら~
お久しぶりです!ばんでございます。
返信削除五島の人々はいい人ばっかりでしょ~?
景色も良くて、魚が旨いし、人は優しい。
あーまた行きたくなったなぁ~。
最近、転職したりしてバタバタして、精神が落ち着かないよ~。
田舎に籠りたいものだわ。
ゆかちゃんもこれからの道中も気を付けてね!
ばんちゃん!!今更コメント気付いた!!ばんちゃん五島行ったことあるの!?あそこいいとこだよね!!! 能登にも遊びきてよ❤
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