絵美さん、猪鼻さんに見送られた我々は気持ちを切り替え小値賀島に向かった。
小値賀の柳という港に着いた我々は、取り敢えず笛吹という小値賀の中でも一番大きな集落がある場所を目指そうと歩き出した。
スタスタ歩き続けていると、相方がどうしてもどうしてもトイレに行きたいと言い張った。近くにトイレがありそうな建物はない。診療所があったがどうやら今日は閉まっている。
諦めきれない相方。
と首を横に向けたら町役場があった。影になっていて解らなかった。町役場は今日は休日だから閉まってるだろうなあと思っていたら、二人の女の人が窓拭き掃除をしていた。
相方の表情がガラッと変わりその二人に話しかけトイレ交渉。
交渉がうまくいった我々は、用を足した後、二人から色々情報を得た。
小値賀に着いて会った最初の人物なのである。
一人は元々の島の人、そして隣にいた若い女性、みほさんと言うのだが彼女はなんと我々鎌倉の近く、神奈川の平塚から来ているという。
警察署駐車場でテントを張る |
相方の顔つきが変わった。
『僕はあなた達に興味があります。できれば一緒に酒を飲みましょう』という見えない光線をみほさんに送っている。
その光線が届いたか、みほさんと連絡先を交換することができた。
しか~し、ここ五島列島ソフトバンクが通じない。住所を聞き後は、自力でみほさん家を探します。という形でその場は終わった。
そのあと笛吹の港へ着いた我々はまずテントを張る場所を探したが、なかなか見つからない。
公園があるが隣に思い切り警察署がある・・・
こういう時は先手を打って警察の構内でテントを張るのが得策だということを我々は知っているのだ。
なぜかというと、島の人々がテントを見て不審に思い、警察に通報する場合がある。そりゃ悪くいっちゃあ警察にとってはめんどくさい話なのだ。構内にいて通報してくる島民はまずいない。うまく行きゃ警察関係者だと思われてしまうのだ。
と、イヒヒヒと堂々と警察に入っていった我々に対応してくれたのが野田警察官。。
あまりの彼の発する優しいオーラに強く出られなくなった我々は頼み込む形で、交渉。
この心優しき警察官。場所を提供してくれたどころか夜に差し入れも持ってきてくれた。
心やさしき警察官野田さん |
なんと優しい小値賀の人々。。
この日だけでも胸が熱くなった我々に更に追い打ちをかけるように小値賀の人情が我々の胸を焦がすこととなった。
このときの生馬のブログ・・・
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