次の日、我々は大垣から一気に兵庫県の姫路に向かった。目指すは坊勢島(ボウゼジマ)だ!! 姫路までは鈍行で約6時間。駅員さんに、姫路港はどこですか?といったら『君ら歩くん??むちゃくちゃやな!!いかれへんで遠くて!』なんて言葉を後ろに聞きつつ姫路港まで歩くこと2時間。対した距離ではない。。
ほぼ24時間ご飯を食べてなかったので近くの焼き肉屋さんに入り遅~いランチをたべた。
そんなこんなで、船は出港。
船に乗ること約30分。瀬戸内海の中に4つ仲良く囲み会っている島々のうちの一つ。坊勢島に着いた。
私はこの島が好きになるだろうなあ。。。ある光景を見て思った。みんなバイク原付で二人乗り禁止なのに、お構い無し。誰一人、誰一人、ヘルメットしてない。。。しかも一人二人じゃない。若い兄ちゃんやらおばあちゃんやら真面目そうなサラリーマンまでだ。
姫路から西島や、坊勢島に人々を渡船している海の男松尾さん(以下おっちゃん)によると、『う~ん。警察もなあ~ノーヘル見ても知らん顔や。ほら。島の人間に嫌われとうなうやろ?そんなもんや』
たくましいなあ。。。そうやなあ、、警察も基本的には、人間だもんなあ。。
と、実はこのおっちゃん。親切の塊みたいな人だったのだ。このおっちゃんと話し込みながら我々はご飯を炊きはじめ、宴会を外でしていた。人が次々集まってきて結局我々はみなにビールを振る舞いながら夜が更けた。おっちゃんが島の話をし、相方は飲み食いしながら話を一生懸命書き留めた。話してるうちに、今日の寝床の話になった。テント張るん??とおっちゃん。
どこでも張ってええけどなあ、うちの船の中で寝たらどうや?揺れんし快適やで。ただな、明日7時30分に船出発やさかな。それまでや。
やった~~!!!!!!!
風呂はうちに入りにきよったらええよ。23時まで、海上タクシーの仕事あるからそのあとな。
やった~~!!!!!!
こんなに早くお風呂入れると思わなかった!
そそくさと我々は準備をし出し忠誠を尽くした犬の様に23時まで待った。
結局我々は50ccのバイクに大の大人3人(私は前に乗り腰から70度くらい鋭角に腰を折り曲げ、おっちゃんの運転の視覚を確保。相方は後ろに。)、危ない危ない、この坂登れるかな、、とかそんな会話をしながらおっちゃん家に向かった。
いや~こんな乗り方初めてやで~~
いや~私達もですよ。。。。
結局そのあと、お風呂とおいし~い昆布茶とミカンをご馳走になり、帰路へ。
いよいよ船舶ホテルへチェックイン。寝袋を出し、寝る体勢は整った。船の中は寝心地がよく、すぐさま眠りにおちてしまった。。。
さ、今日も素晴らしい出会いがあったなあ。。明日は島を探検だ!
※写真は左がおっちゃん。真ん中キャラが濃い船舶員さん
左松尾さん 中キャラのこいおっちゃん |
船舶ホテル |
0 件のコメント:
コメントを投稿