始まりは今日は山を越えて隣町にいってみようということだった。あまり山の知識のない二人は、人に「まあ、6時間りゃ山は越えられるだろ」と二人の地元の人に言われ、それなら最近あまりガッツリ歩いていないから越えてみようという甘い考えを持ったことだった。
朝は早く起き、ご飯を作りしっかり食べ、支度をし終わって出発したのが11時。今振り返れば、このスタート時間が遅かった。
11時ころ第1の人物黄色い帽子のおっちゃんに出会う。彼はよく仕事で、今我々がいる神山の道の駅から、いくつもの山を越えて隣町の上勝町に行っいるようだった。しかしここで重要なのは彼は3年前に仕事をリタイアしていたということだった。あまりそのことを深く考えなかった我々は、このおじさんに道をきき山道で迷い道があったら最初は左。次は右だからな。でも凄い遠いぞ。ほんとに行くんか?と言われていた。あとひとつ。絶対スーパー林道には入るな。あそこに入ったら大変なことになる。
とにかくずっと登り坂だった。最初は疲れるということを知らずひたすらまず3時間程歩いた。そこで第2のおじさんに会う。彼は峠を研究している人でここら辺の地理には詳しそうだった。彼いわく、今から行く道で迷う所が二ヶ所ある。最初は左で、二回目の迷い道は右だよ。しかし本当に行くのかい??今はまだ15時だからいいけどもう2時間もすれば暗くなるよ。山の上は絶対テント張るの避けたほうがいい。もうこの時期は氷点下になるから。手前で歩くの止めテントを張るか、ひたすら歩いて越えるかだよ。途中で、休憩所があるはずだから、もしないなあと思ったら道間違えてるからね。引き返した方がいい。
頭に最初は左で次は右と呪文の様に唱えながら先へ進んだ。
とここで思ったのだが、彼らは車でここら辺を通ったことはあるかも知れないが歩いたことはないと思う。実際歩いていると、小さい小道も多々あり歩いていると全部が全部怪しく見えてくる。だから自分達が車に乗った目線で道を選んで行くことにした。
すでに歩き始めて5時間が経過、まだ目安の休憩所にはつかない。一回目の迷い道は左に曲がった。間違いはなさそうだ。なのに休憩所はまだない。。少しづつ焦り続けていた。徐々に日が落ちてくる。車が全然通らない。。。
そして第3の人物に出会った。すでに夕方5時を過ぎていた。。。。。
続く
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