夜中極寒の中テントで寝ていて、私は相方に手でずっと耳を塞がれ寝ていた。ここからは相方から聞いた話である。夜中土砂崩れの方から獣の「ハアハアハア」という声が聞こえた。一匹ではない。そして気づくと今度はテントの目の前に何匹か獣がいた。思い切りテントを叩いたら奴等は去っていったらしい。猿か狸か猪かまさかの熊か。。。
見なくて良かったと思う。
そしてもう一つ。。。雨だ。雨が降ってきてしまった。目の前土砂崩れである。少し小雨になったのを期にテントをたたみご飯は作らずすぐ出る支度をした。体力はある程度回復していたのでバンテリンをスプレーするくらいで何とかいけそうだった。
登りで6時間、それプラス下りで1時間合計7時間歩いた。。さあ今日は何時間歩くのだろうか。。
例の三差路まで引き返した我々は今度は左ではなく右に進んだ。雨に加え霧がすごい。。30m先は見えない。。
運悪く車は全く通ってこない。1時間ほど歩いただろうか。。。矢印で、こちら上勝町と指示してきた。良かった。道はあっている。よし!!進もう!!と意気込んでから結局次の町へ着いたのは夕方17時。出発したのが朝8時45分。もうトレッキングシューズの中に水が入り気持ち悪いし体は冷えきっていて、何よりお腹が空いた。
近くの温泉で憔悴しきった体をいやしご飯をしっかり食べ温泉内の休憩所で休んでいた。夢のようだった。
いや~あり得ない山登りだったなあ。。もう当分山は見たくない。
しかしこの温泉若い子が多いなあと思って休憩所にいたら、可愛らしい女の子(以下ミッチ-) に旅ですか??と言う一言から始まりおしゃべりをしていた。そしたら、途中から相方もお風呂の中でかっこいい少年(以下アベッチ)とであい何故か四人でずっと話をしていた。よくよく話を聞くと、彼らは1ヶ月のプログラム学習の一環で農業を勉強しに来ているそうだ。若いのによく物を知ってるし考えも礼儀も本当に関心した。あういう子はどうやったら育つのか??と疑問に思いながら話をした。
彼らと話をしている間に無料休憩所に干していたテント寝袋は完璧に乾き今日の夜はぐっすり寝られた。。。もちろんテントで。。
年末帰ったら、暖かい布団で、朝までゆっくり時間を気にせず寝るという贅沢をしたい。。
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